早いもので、年明けて早4か月経とうとしている。そして、タベル・プラスは2回目の決算を迎える。それで、創業してからのことを振り返ると色んなことがあって。良いこと、嫌なこと、嬉しいこと、もどかしいこと、無駄なこと、勉強になったこととか、数えきれないくらい。

2017-04-09-16-13-50


それで今月は新しい期を迎えるにあたり、気持ちや考えを整理しはじめたり、事業の取り組みを見直すことに時間を割いている。本当はブログを書いている場合じゃないんだけど(笑)


タベル・プラスは料理人と農家さんを繋ぐことで農業と食を元気にしたい、世の中を良くしたいということで2年前(2015年)に創業した。でも、本格的に『シェフズクリップ』という形でサービスがローンチできたのは2016年7月。随分と時間をかけてしまった感が今でも否めない。もっと、早く最短でリリースして、PDCAを早く回してより良いサービスに近づけなきゃならないのに。

そうできなかった原因はいろいろとあるけれど、突き詰めて考えれば、私自身の詰めの甘さ、リーダーシップ不足と「変な下心」が原因なんだと思う。


中でもやっかいなのは、「変な下心」。


「変な下心」っていうのは、勝手に私が自分の中で名付けた気持ちのこと。創業して以来、色んな人に声をかけていただく機会をいただいている。例えば、人や会社を紹介してもらったり、提携につながるかも?というような話をいただいたりしてきた。

そういう中で、「何か事業が広がる可能性があるんじゃないか」と変に期待して人と会ったり、繋がっておこうとしてアレコレしまう。これが私の考える「変な下心」。実際には、スプレッドシート上でプラスになる様なことはほとんど無く、時間とお金を無駄に費やすことが度々あった。

こう書くと、その相手や間に入ってくれた人に対しては失礼極まりない話で…本当にすみませんと謝るしかない。ただ、実際に会ってみないとわからないので、「どうしたものか」と悩むことが多くあった。まあ、私自身がチャンスを生かし切れていないだけかもしれないけれど。


この話を先日、先輩経営者に打ち明けたら、こんなことを話してくれた。


ベンチャーやスタートアップは、最短で目標に辿り着かなくてはいけない。資金に余裕はなく、他社が参入してきたら大変なことになるからね。
提携の話というのは、一見美味しそうに見えるかもしれないけれど、「必要かどうか」を考えないと。本当のところ、「必要かつプラスになるからやる」というのはほとんど無くて、見栄やプライドから手を出してしまうことの方が多い。
ベンチャーやスタートアップは限られた経営資源で最大の効果を得なきゃいけない。そもそも無いものを作る訳だから、既存のモノと自社のサービス・理念がフィットする可能性の方が少ないと思った方がいい。
自分の事業に集中してサービスを良くすることと、売上や実績を作るためのことに時間とお金を使うべきだ。


と。頭がカチ割れましたよ、本当に。あぁ、自分がどれだけ甘ちゃんで欲張りだったのか、と反省したわけです。


大小さまざまなタスクがある中で、「やることリスト」を作る一方で「やらないことを決める」という決断が必要な訳ですよ。「やらないこと」を決めるのにも、実はこの「変な下心」が働いてしいまうのです。



だから、「変な下心」にサヨウナラ~しようと決めましたっ!!!



決算月でもある今月、折り返しに入るこのタイミングで色んなことに気づけたのは大きかった。来期は本当に勝負の1年だから、2年間の取り組みと結果をしっかり検証して精度をウンと上げていきたいし、自分自身も成長していきたい。



さぁ、頑張るぞっ!


2017-04-09-16-17-36



■料理人(飲食店)と農家(生産者)をつなぐサービスChef's Clipについてはこちらから
https://taberuplus.me/chefsclip/     

シェフズクリップ30日無料お試しサービス始めました。
https://taberuplus.me/chefsclip/free-trial/

アプリダウンロードは無料なので、ぜひ試してみてください。よろしくお願いします!     
iOS版 / Android版