春の芽吹き野菜セミナーを大好きなお店『クチーナ トレディチ アプリーレ』さんで開催しました。2014年の夏から始めて、今回で9回目です。

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寒い冬から春へと季節がかわるとき、そのお知らせをしてくれるのが芽吹き野菜。その代表格は山菜で、苦みや辛味、渋みや香りが個性的ですよね。

山菜の代表格であるフキノトウ、山菜の王様とよばれるタラノメ、山菜の女王とよばれるコシアブラ、山うど、ウルイが揃いました。イタリアの丘からやってきた野生種のアスパラガス、ホワイトアスパラ&グリーンアスパラ。

何とも言えない淡く優しい緑色をみると心が和みます。でも、見た目とは異なり、味はそれぞれ特徴があって個性的なんですよね。


第一部は、私からそんな「春の芽吹き野菜」についてお話させていただきました。

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・春にまつわる野菜のお話し
「春の皿には苦みをもれ」
「君がため 春の野にいで 若菜摘む 我が衣手に ゆきはふりつつ」
ー日本の古典文学に一番登場する野菜は?

・春野菜の個性について
-苦み、辛味、渋み、香りの正体とその働き
-冬眠から目覚めたクマが一番最初に食べるのはフキノトウ

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・野菜と山菜について
-日本在来種の野菜は数えるくらい。今日本にある野菜は?
-古くから親しまれていた山菜と野草のお話


などなどのお話をさせていただきました。毎回どんなお話にしようかなぁ…と思い悩みます。今回も同じでセミナーギリギリまで悩み、普段あまり手にしない山菜&野草についてのお話をしました。山菜や野草といった自然に生えている植物を食用にする文化は日本人特有のもの。これからも、大切に楽しんでいきたいですね。


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そして、第2部はお待ちかねのランチです。日高シェフによる「春の山菜」を味わうイタリアンのコース料理です。

Antipasto 
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山ウド ウルイ スミイカ
この黄色いソースのお料理、色も味も優しくさわやかで、春の陽だまりみたい。


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タケノコ 生ハム 山椒オイル
タケノコとチーズを組み合わせるとこうなるのかぁと感慨深い味わいでした。


Primo piatto 
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ホワイトアスパラガス エウガネイの野生アスパラガス 自家製フィットチーネ
冬の名残の白なのか、1年の始まり春の白なのか、ふわふわとした白色と、イタリアからやってきた野生のアスパラガスの緑色とのコントラストが印象的です。


Second piatto
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桜鯛 フキノトウ ウドの芽 タラの芽 コシアブラ
セミナーが始まる前にフキノトウをソースにするという予告はありましたが、どんなソースになるのかは決まっていなくて…こういう味わい方があるんだ!と感動したヒトサラでした。


Dolce 
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カンノーリ
イタリアの謝肉祭で食べられるシチリアの季節菓子カンノーリ。なんとも可愛らしいドルチェで、パリッパリの食感がたまらなく美味しかったです。


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お料理とお料理の間にテーブルにお伺いしてお話しさせていただくのですが、この野菜セミナーに何度も参加してくださる方、はじめましての方も、いつも野菜セミナーでお会いするのは素敵な方ばかり。今回も、楽しい時間をご一緒させていただきました。

ご参加いただいた皆さま、日高シェフ&マダム、ありがとうございました。次回記念すべき10回目の野菜セミナーも最終回です。今までの集大成になるので、より楽しい内容にしたいと思います。改めてブログやFB等でご案内します。どうぞ楽しみにしていてくださいね。 

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■野菜セミナーを開催したレストラン
クチーナ トレディチ アプリーレ
〒106-0031 東京都港区西麻布2-24-9
tel: 03-3486-6310


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